早熟すぎるベンチャー企業“GNEX”とは? 16歳のCEOの素顔に迫る!

大学生によるベンチャー活動が、決して珍しいことではなくなった今日この頃。しかし、上には上がいるもので、この日本にも若干16歳ながらウェブサービスやアプリ開発を手掛ける社長が存在します。

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早熟すぎるベンチャー企業“GNEX”とは? 16歳のCEOの素顔に迫る!
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大学生によるベンチャー活動が、決して珍しいことではなくなった今日この頃。しかし、上には上がいるもので、この日本にも若干16歳ながらウェブサービスやアプリ開発を手掛ける社長が存在します。

それが株式会社GNEXの三上洋一郎氏。3歳のころからパソコンに触れ、自然と将来はIT関連に進みたいと考えていた同氏は、なんと中学1年生にして学生団体の設立を計画したそうです。


三上氏のもとに集まったスーパークリエータ―集団


「現在のGNEXが発足したのは中学2年の春。私はプログラミングができないので、最初はTwitterやFacebookでSEやプログラマーを募集しました。すると、意外なほどメンバーが集まってしまって…。みんな一人一人の技術は突出しているんですが、それをまとめあげる人がいなかったので、活躍の場がなかったんです」(三上洋一郎氏 以下同)

その中には、17歳にして最年少未踏スーパークリエイタとして情報処理推進機構(IPA)から認定を受けた人材までいたとか。しかも当時は三上氏が最年少。大人の世界と違い、ひとつふたつの年齢が大きく影響する思春期に、年下のディレクターとして組織をまとめるのは大変だったのでは?

「でもかえってウェブディレクションのプロでもない、一番年下の自分だからうまくまとまったのかなと思います。大学生や社会人の起業家が、中高生の技術者をコントロールしようとすると、どうしても上から目線になってしまうので反発を食らうと思うんです」

なるほど。同世代、しかも最年少リーダーだったからこそ、みんなが協力してくれたわけですね。

その後、設立わずか5カ月後に学生ビジネスコンテストで審査員特別賞に輝き、いきなり500万円の出資を受けることになります。このとき、三上氏のお小遣いは月3000円。自分用のケータイも持っていなかったそうです。

「でも一般的なベンチャーの場合、500万円なんてサーバー代ですぐ溶けるんですよ(笑)。ただ、僕らは生活がかかっているわけではなく、学生団体時代から使っていたもので事足りる場面も多いので深刻な問題ではありません。なので出資よりもむしろ、最初の投資元がメンターになって、起業のノウハウや社会人としてのマナーを教えていただいたことの方が収穫でした」

その後の2年は自分たちが作りたいウェブサービスを開発していた学生団体GNEXでしたが、会社が設立できる年齢(15歳)を待って、2013年3月4日にいよいよ法人化。中学3年生のCEOが誕生したというわけです。


中高生の“やりたい”を実現するウェブサービス


そして満を持して昨年末に発表されたのが『BridgeCamp』。これはどんなサービスでしょうか?

「これは中高生がやりたいことに対して、社会人が出資するというクラウドファンディングのサービスです。私自身、中高と私立進学校に通い、詰め込み型の勉強しかさせない現状に疑問を抱きました。今の教育の現場には経験を積める機会が圧倒的に足りないので、『BridgeCamp』を使ってどんどん学生に経験を積んでほしいんです」

その募集事例としては「中高生向けの金融授業」「中高生によるアプリ制作」「DIYできるラーメンイベント」など、硬めのものから柔らかめのものまでさまざま。ここからまた、三上氏のようなスーパーキッズが生まれるのかも知れませんね。


16歳CEOが見据えるキャリアプランとは?


では、今後のキャリアプランは?

「この春に高校を中退したので、夏に大検を取得してから、いったん大学に入る予定です。進学先は、国内なら筑波大学かSFC(※)、海外ならシリコンバレーのどこか。大学進学は人脈づくりが目的なので、今後会社として、どのエリアで事業展開すべきか、じっくり1年かけて考えます」

いやはや、何から何まで規格外です。最後に、そんな現在16歳のCEOから大人の社会を見てどう思いますか?

「大人は社会経験が豊富なので、そこはかないませんね。一方で、いろんな場に顔を出していると『これが既得権益か…』というようなことが見えてきます。日本は2023年くらいから、技術や知識をにぎった世代が徐々にいなくなって、下げトレンドになるのが既定路線。今のうちにリーダーシップを担うような人材を育成しないと、つらい社会になってしまうので、若い世代でがんばりたいと思います」

いまの時点で、10年後を考える若者がどれだけいるか…。三上氏に負けぬよう、20代も頑張りたいところです。

(※)SFC…慶應大学湘南藤沢キャンパス

※この記事は2014/07/17にキャリアコンパスに掲載された記事を転載しています。
《編集部》

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