仕事に集中できないとき、バリバリ働くスイッチが入る“瞑想術”の秘訣とは!?

仕事に集中できないとき、ありますよね。

仕事に集中できないとき、バリバリ働くスイッチが入る“瞑想術”の秘訣とは!?

仕事に集中できないとき、ありますよね。

でも一方で、皆さんの周りのデキるビジネスパーソンは、いつもものすごい集中力を発揮していませんか? 集中力は、ビジネスパーソンにとって大切な要素。この集中力を向上させる習慣として、今「瞑想」が注目を集めています。
近年ではApple、Google、Nike、マッキンゼー・アンド・カンパニーなどのアメリカ大手企業がこぞって習慣として取り入れており、かのスティーブ・ジョブズも瞑想に夢中になった一人。今回は瞑想がもたらす効果や、実際の取り組み方について、瞑想トレーナーの熊木幸奈さんに伺います。

そもそも瞑想とは?


瞑想とは、一体どのようなものなのでしょうか。

瞑想とは、簡単に言えば安定した精神状態になるリラックス法のこと。そして、瞑想によって得る安定した精神状態のことを『瞑想状態』と言います」(熊木さん:以下同じ)

「もともとは“無の境地”を目指す人々によって、宗教の修行や精神鍛錬の一環として取り入れられてきたもの。そうした人々はマントラやお経、ミサの言葉を唱えることによって、瞑想状態に入ることが知られています」

ビジネスの現場で瞑想が役立つ理由


瞑想を習慣にすることは、“無の境地”を目指すわけではないビジネスパーソンにとって、どう役立つのでしょうか。熊木さんは以下の二つを指摘します。


●集中力が高まり、落ち着いた判断ができるようになる。

●五感が研ぎ澄まされて、直感力や創造性が高まる。


「瞑想をすると、集中力が高まって冷静な精神状態に至るため、落ち着いた判断や決断をすることができ、ビジネスにおいて良い結果をもたらすと考えられます。また、五感が研ぎ澄まされて直感力や創造性が高まるため、クリエイティブな仕事をする人にも役立ちます」

実践! 瞑想の4ステップ


「それでは、実際に忙しいビジネスパーソンでも簡単に取り組める瞑想法を4ステップに分けてご紹介します。

●ステップ1:椅子に座り、リラックスできる姿勢をとる

「瞑想は、床で座禅を組むというイメージがあるかもしれませんが、リラックスして集中できるのであれば、厳密にポーズにこだわる必要はなく、椅子に腰掛けた状態でも問題ありません。椅子に腰掛けて瞑想を行う場合は、まず足の裏がしっかり床に着く高さの椅子を用意します」


1.最初は背もたれに寄りかからず、骨盤の上に上半身がストンと乗るイメージで背筋を伸ばして座る。
2.目を軽く閉じ、目線は2?3メートル先を意識する。
3.手は下腹部の前で手のひらを上にするか、両手を組みます。


大切なのは、あくまでもリラックスできる姿勢を第一に考えること。背もたれを使わない姿勢にどうしても苦痛を感じる場合は、寄りかかってもよいのだそうです。

●ステップ2:白い球体をイメージする

「へそから指3本分ほど下にある体の中心部位『下丹田』に、白い光を放つ球体があることをイメージしましょう。思い描くのは、パウダー状のエネルギー粒子からなる、バレーボールほどの大きさの美しい白い光の球体です。そしてこのとき『下丹田』と白い球体の中心部が重なっていることを意識しましょう」

このような「白光瞑想」と呼ばれる白い球体をイメージする瞑想法は、数ある瞑想法のなかでも、最も質の高い集中力を得ることができるとされているそうです。

白光瞑想のイメージ(引用:『心の片づけ』熊木幸奈 163ページ)



●ステップ3:鼻から吸って口で吐くことを意識して深呼吸をする

スムーズに瞑想状態に入っていくためにも、普段から以下のような深呼吸を習慣にしておくのがおすすめです。


1.鼻から吸った息を口から吐くのが基本。
2.「1・2・3・4」と4拍数えながら息を吸ったら「1・2・3・4」と同じ長さで吐く。
3.4拍の呼吸に慣れたら、8拍、16拍と呼吸の間隔を広げていく。


深呼吸をした方が瞑想状態に入りやすいのは確かです。しかし、「普段から深呼吸をしていない人が『深呼吸をしましょう』と言われると、深呼吸の仕方が気になって瞑想どころではなくなってしまうことが多々あります。もし呼吸法に気をとられてリラックスできなくなるのであれば、深呼吸のことはあまり意識しないようにするのが賢明でしょう」と熊木さんは語ります。

●ステップ4:浮かんだ雑念は無視する

「瞑想をしていると『あの仕事をやらなきゃ』『今日の晩ご飯は何にしよう』などと雑念が思い浮かぶことがありますが、それを無理に振り払おうとすると、かえって力が入ってしまい、瞑想状態から離れてしまいます。雑念が出ても右から左へと受け流し、すぐに白い球体のイメージに意識を戻すようにしましょう」

自分のライフスタイルに合わせて瞑想の習慣を


瞑想を始めたばかりのころは、「きちんと瞑想ができている状態なのか」と不安になったり、即効性を期待して焦ってしまうこともあります。しかし、瞑想はスポーツと同じで肉体をベースにしたものであり、回数を重ねるほど上達していくもの。なんとなくやる気が起きなくなったり、瞑想がうまくいかなくなる、といったスランプがあったとしても、「心のスポーツ」と捉え、これから上達していくものと考えることが大事だそうです。

熊木さんによれば、自分のライフスタイルに合った無理のない状況で行えるのならば、瞑想をする時間帯は朝でも寝る前でも問題ないのだそう。集中力を高めて仕事のパフォーマンスを向上させたいと願う皆さんは、これを機に、日々の習慣に瞑想を取り入れてみてはいかがでしょうか?


識者プロフィール
熊木幸奈(くまき・さちな)/「株式会社 今を生きる人」 「Lindenサロン」所属の瞑想トレーナー。10年間、作業療法士として都内や横浜の病院、地域医療に携わり、2008年に瞑想トレーナーとしての活動を開始。クライアントは、医師、看護師、カウンセラー、コーチ、経営者、ビジネスマン、主婦など多岐にわたり、現在は関東中心に個人セッションや瞑想会を展開。著書に『心の片づけ』(角川フォレスタ)がある。

※この記事は2015/06/08にキャリアコンパスに掲載された記事を転載しています。

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