集中力の低下、ドライアイ、肥満の原因に・・・。猫背改善の専門家に訊いた、ビジネスマンの天敵「猫背」を改善する方法

“仕事はデスクワークが中心”、というあなた。

集中力の低下、ドライアイ、肥満の原因に・・・。猫背改善の専門家に訊いた、ビジネスマンの天敵「猫背」を改善する方法

“仕事はデスクワークが中心”、というあなた。

腰痛に悩んではいませんか?その原因は、姿勢が前のめりになっている「猫背」だからかもしれません。

「猫背」は、腰痛だけでなく首・肩こりを引き起こし仕事への集中力を低下させるほか、ドライアイなど他の病気を誘発する原因にもなります。

とはいえ、腰痛改善のため「猫背」を治そうと、背筋を伸ばした姿勢を意識していても、気が付けばまた「猫背」に戻ってしまう…。

そこで今回は、猫背改善専門スタジオ「きゃっとぱっく」代表の小林俊夫さんに、猫背の原因と対処法を伺いました!

デスクワークは、猫背になるのが当たり前!?猫背の原因とは?


デスクワークが中心のビジネスパーソンの多くが陥っている「猫背」。そもそも、なぜ「猫背」の状態で仕事を続けてしまうのでしょうか。

小林さんによると「人間の姿勢」は、過去のその人のライフスタイルが創っているそうです。

周知の事実かと思いますが、ITの進化と共に、ビジネスパーソンの多くは、労働時間の大半をデスクワークに費やす様になった結果、「猫背」が当たり前になってしまったのです。いわば、生活習慣が「猫背」の原因になっているということです。


上にあるデスクワークをしているイラストのように、きっと多くの人がモニターを見ようと自然に頭を前に突きだし、背中を丸めたまま、長時間、パソコンを使っていると思います。

この姿勢が正に「猫背」の状態。日々「猫背」のまま長時間、仕事を続けた結果、脳が「猫背」をその人にとっての「普通の姿勢」であると認識すると共に、骨を支える靭帯や関節の周りの関節包と呼ばれる部位なども、それに適応する様に変化してしまうため、「猫背」で働くことに慣れ、正しい姿勢で働かなくなってしまうそうです。

また、「交通網の発達や、デスクワークの増加に伴い、日頃の運動量が低下し、身体を支える為の筋肉も昔と比べて減少しやすいことが考えられます」とも小林さんは語ります。このように時代の流れと共に、「猫背」が一般的な姿勢になっていったのです。これが、多くの人たちが「猫背」になってしまう原因です。

猫背にも種類がある!自分に合った解決法の実践が、猫背解消への第一歩!

 


多くの人にとって、当たり前の姿勢になってしまったとはいえ、腰痛を改善するためにも「猫背」は解消したいもの。

これまで様々な方法を試してきた・・・という人も多いと思いますが、小林さんは「猫背にも種類があり、人それぞれに合った解決法を実践することが大切」と語ります。

「猫背」と聞くと、誰もが原因は同じだと思ってしまいがちですが、実は1人1人原因が異なるのです。そのため、自分自身に合った猫背改善法が必要。

また、姿勢を改善するときは、「肩甲骨を寄せる」など、1つの部位だけではなく、身体全体を改善していかなければならないそうです。例えば、「猫背」と一括りにしても、「骨盤の歪み」が原因で猫背になっている人もいれば、学生の頃の部活で捻挫をして、それによって「脚の歪み」が起こり、その「脚の歪み」から猫背になっている場合もあるとのこと。

そのため、「猫背」だから背筋を伸ばすために「肩甲骨を寄せる下着」を身に着けたり、「胸を張る運動」などを行ったりしても、その人の原因に合ったものでなければ、なかなか改善はできません。

大切なのは、「なぜ猫背になってしまったのか?」を個人ごとにしっかり原因を突き止め、その人に合った改善方法に基づき、身体全体に対してアプローチすることです。

1時間に1回、身体のストレッチを!少しの工夫で「猫背」を改善

 


小林さんが、オフィスで出来る猫背改善のストレッチとしてオススメするのは、「1時間に1回立ち上がり、壁に(1)踵(かかと)、(2)お尻、(3)肩甲骨(4)後頭部の四点を付けて立つ」こと。

猫背の人が壁に踵を付けて立つと、踵と肩甲骨は付きますが、お尻と後頭部は離れてしまいます。しかし「キレイな姿勢」の人は、この4つの点が壁についた状態で立つことが可能。

1時間に1回、「キレイな姿勢」で立つようにすることで、デスクワークで縮こまった身体が伸びると共に、改善猫背を改善脳が「猫背」な状態を「普通の姿勢」と誤って覚えてしまうのをリセットするので、猫背が改善されていきます。

ですから、1時間に1回は席を立つようにすると、猫背が少しずつ治っていくことでしょう。

※エクササイズが必要でしたら、こちらのエクササイズがおススメです。

環境づくりも大切!無意識のうちに「良い姿勢」がとれるように!

 


先ほどのストレッチに加え、「猫背」を改善するには、環境をきちんと整えることも大切。ほとんどの人は「猫背を改善しよう!」と自分の姿勢に対して強い意識を持っていると思いますが、小林さんは「意識をしなくても良い環境を整えることが大切になる」と言います。

例えば、24時間ずっと姿勢を意識し続けることや、デスクワークの最中や家事をしているときなど、何かに集中している状態の中、姿勢を意識することは難しいでしょう。

そのため、大切になってくるのは、自分が日頃使う机や椅子などデスク周りのサイズを適正な形に調節をしたり、キッチンの高さや配置、テーブル、リビングのソファなど、お家のインテリアを自分のサイズに合わせたりし、意識をしなくても自然と良い姿勢がとれる環境を作ること。

「壁立ち」を実践しつつ、自分が良い姿勢でいられる高さに椅子を調整すれば、「猫背」の改善も早まるはずです。

「改善」ではなく「予防」へと意識を変える!日頃から、自分自身の姿勢をチェックしよう!


猫背を改善するにあたって、最も大切な心がけは、「日々自分の身体と向き合う」ということ。日頃の忙しさにかまけ、どうしても自分の身体のケアなどを後回しにしてしまいがちでしょう。

猫背になってから「改善」をしようとするよりも、猫背にならないように「予防」をすることが大切です。家を出るときやお風呂上りなど、日頃から鏡で自分の姿勢やスタイルをチェックするなど、自分の身体に意識を向ける習慣を持つようにしてみて下さい。それだけでも「猫背」が改善されていくと思います。

そして「猫背」の改善が、デスクワークが多い人の腰痛の解消にもつながるのです。

識者プロフィール
猫背改善専門スタジオ「きゃっとばっく」代表 小林俊夫

08年にアメリカ、ピッツバーグへ渡り、PHI Pilatesマスタートレーナーの資格を取得。医療系の国家資格を有するパーソナルトレーナーとして、モデル・芸能人・アスリートから一般の方まで幅広いクライアントを対象に、ピラティスやコアトレーニングなどを組み合わせたオリジナルメソッド「Style Reform Exercise&Stretch」を展開。フジTV「ノンストップ」、TBS「はなまるマーケット」などメディアにも多数出演。より多くの方の「健康」と「美」と「パフォーマンスアップ」への貢献を通して、「世界中にI am OK You are OK な人を増やしたい」という熱い想いから、神楽坂に猫背改善専門スタジオ「きゃっとばっく」を起ち上げる。

※この記事は2016/11/04にキャリアコンパスに掲載された記事を転載しています。

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