飲み会が苦手な20代必見! 酒席を成功に導く“必勝シナリオ”の作り方

20代のキャリアコンパス読者の皆さんは、上司との飲み会やクライアントの接待など、ビジネスのお酒の席は好きでしょうか?

はたらく ライフハック
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20代のキャリアコンパス読者の皆さんは、上司との飲み会やクライアントの接待など、ビジネスのお酒の席は好きでしょうか?

ちょっとずつ慣れてはきたけれど、お店選びには自信がない、なかなか自分で会話を盛り上げられない…そんな悩みを抱えている方も多いかもしれませんね。

そこで今回は、『結果を出す人の「飲み方」の流儀69』の著者でもある、元銀座人気ホステスの檀れみさんに、すぐに役立つ「ビジネスの酒席を成功に導くコツ」をご寄稿いただきました。忘年会や新年会シーズン、皆さんが自信を持って臨めますように。

酒席成功の最大のポイントは、自分自身が楽しむこと!


ビジネスパーソンは“酒席で人生が変わる”と言っても過言ではありません。

酒席はいつもの仕事とは違い、少し砕けた席でお話する場所でもあります。そこでは自分の個性や魅力を見せる場面や、相手と打ち解ける機会がたくさんあり、「あの人は面白いから、また一緒に仕事したい」と思わせることもできて、ビジネスチャンスにあふれています。せっかくの機会ですから、「人と話すのが苦手だ」「お酒が飲めないから酒席は避けたい」という方も、うまく利用していきたいものですよね。

酒席を成功させるためには「自分自身が楽しむこと」が何より大事。「えっ? 接待の相手を楽しませてあげるんじゃないの?」と思うかもしれませんが、人は楽しそうにしている方と一緒にいると、自分まで楽しい気持ちになってくるもの。ですから、自分が酒席を楽しんでこそ、「また会いたい」という気持ちを引き出し、ビジネスチャンスにつながっていくのです。

あなた自身が“酒席のプランニング”を楽しむことで、そのワクワクした気持ちはきっとクライアントや上司の方にも伝わります。この考え方を前提に、飲み会を成功に導くお店の選び方から会話が弾むお酒の知識、酒席の段取りをご紹介していきましょう。

仕事のチャンスをつかめるかも! 一目置かれるお店選び


まず酒席において重要なのがお店選び。飲み会をすることが決まったら、「私がお店を決めますね」と自ら幹事を引き受けましょう。ここで尻込みせず、すかさず幹事を申し出られる人は行動力と自信、リーダーシップがあるように映り、目上の方からの印象もアップ。酒席のセッティングプランを自由に選ぶこともできるので、飲み会をスムーズにリードしやすくなりますよ。

お店選びで気をつけたいポイントその1:お酒の種類や相手とのマッチング


上司やクライアントの好みをリサーチして、好みにあったお酒がそろっているか、また忘年会や飲み会であればカクテルやビールなど、ある程度幅広い種類のお酒がそろっているかを確認しましょう。またお酒は適温で出せているか、お酒とグラスのマッチング、お猪口の種類、美しく磨かれているか否かでも、お店のクオリティーが一目瞭然に見て取れたりも。

一軒知っておくと便利なのは、女将のような存在がいる小料理屋です。女将は「困っていない? 楽しめている?」と、常に気にしてくれる、幹事にとって強い味方。あなたをアシストしてくれるでしょう。またセンスの良い方やこだわりの強い方との酒席では、意外とシガーバーもオススメ。空調設備がしっかりと整えられていて空気が澄み、シガーを吸わない人も快適ですし、飲食のみでも利用できます。このように、相手の好みに合わせていくつか雰囲気の違うお店をストックしていても良いかもしれませんね。

逆にお客さんが気をつかわなくてはならないような敷居の高い姿勢のお店は、上司や接待する方ではなくお店が主役となってしまうため、飲み会や接待には不向きといえます。

お店選びで気をつけたいポイントその2:照明の明るさ


雰囲気の良いお洒落なお店であっても、席についてみると顔が影になったり、逆光で怖い印象を与えてしまったりするお店は避けたいもの。できることなら現地に直接向かい、下見をしておいたほうが良いでしょう。その際には、希望するテーブルの位置が指定できるかなど、小さなリクエストに快く応じてくれるかどうかも要チェックポイント。


各酒の基本知識と、相手が喜ぶ上手なセレクトのコツ


お酒に疎い場合は「あまり詳しくないのですが」と素直に言って問題ありません。無理に合わせようという気持ちもなくなりますし、相手がお酒に詳しければ、逆にうんちくを語ってもらえるかもしれません。それをじっくり感嘆しながら聞いてあげるだけで、相手も喜んでくれるはず。お酒が苦手という方は「飲めないけれど、お酒を飲んでいる雰囲気は好き」と言っておくと、雰囲気をこわしません。

このような前置きをしたうえで「詳しくないとは言ったけど、基本知識はきちんとある!」、そんな“侮れない”若手を演じるべく、ここからはお酒の基本をおさえていきます。上司やクライアントとの酒席で、上手にお酒のセレクトができるフレーズも合わせてご紹介します。

●ビール


ビールは色の濃いものほど味も濃厚で苦味が強く、色が薄いものほどスッキリとのどごしが良いというのはイメージできるのではないでしょうか。暑い国ほどスッキリ飲めるビール(色が薄い)を求めますし、寒い国ほど味わい深く時間をかけて飲む(色の濃い)ビールを求めて、さまざまな種類が製造されているのです。そのためビールは、季節やその場の気温を考えてセレクトするのが王道です。

もしくは「何色がお好きですか?」という質問を投げかけるのもおすすめ。「透き通った金色」と言われたら「国内のメーカーがお好きですか? メキシコの『コロナ』やオランダの『ハイネケン』、アメリカの『バドワイザー』もおいしいですよね」と提案してみましょう。「黒ビールがいい」と言われたら「アイルランドの『ギネス』いかがでしょう」、「濁っているのが好き」と言われたら、「ベルギーの『ヒューガルデン』はどうですか?」と返事をすれば、ビールの教養があることが伝わります。

もしも相手から「赤ビール」や「白ビール」が好き、「〇〇〇一筋」と返事があったら、聞き手に回り、話を引き出してみては。ビールの話で楽しく盛り上がることでしょう。

●ワイン


ワインの種類は色で大きく3つに分けられます。味は色に応じて、渋く重みのあるものが好みなら赤ワイン、すっきり爽やかなものがよければ白ワインを選びましょう。また、ロゼワインは白ワイン寄りのスッキリ感があります。もし迷うようであれば、食べる料理に合わせて考えましょう。「今日のおすすめメニューは何ですか?」とお店の人を巻き込んでワインの相談をすれば、コミュニケーション力の見せ場になります。ここで、会話によく登場する5大ブドウ品種の特徴もおさえておきましょう。

赤ワイン:より濃厚に、渋みや苦味、酸味を楽しみたいという場合は、フランスのボルドー地方のものを選びます。ブドウのなかでも最高級品種であるカベルネ・ソーヴィニヨンを使用しているものならほぼ外しません。熟成期間によって味わいは変化し、長期になるほど、まろやかになっていきます。癖がないけれど深く、ふっくらと丸みのあるものが好みなら、メルローを使用しているものが良いでしょう。逆に、さらりとした口当たりで、華やかに広がる香りを楽しみたいという方には、ブルゴーニュ地方の代表品種、ピノ・ノワールを選びましょう。

白ワイン:白ブドウの最高級品種シャルドネを使用しているものを選べば、まず間違いはありません。いろいろな国で育てられ、地域ならではの風味があるので、飲み比べを楽しむこともできます。熟成期間によっての味わいの変化を楽しもうと思うのなら、ソーヴィニヨン・ブランを選ぶと良いでしょう。

ソムリエやソムリエ的存在の店員は、必ずブドウ品種を口にします。これらをおさえておくだけでも、戸惑わなくなるでしょう。「あまり重みがない、ブルゴーニュのほうが良いですね」など、一言返せるだけで、“小慣れた雰囲気”が漂います。

●日本酒
日本酒の種類は、純米酒、純米吟醸酒、純米大吟醸酒、吟醸酒、大吟醸酒、本醸造酒に分かれます。違いはお米の削り具合で、芯に近いほどでんぷん質が強く、良質とされています。4割削ったものが吟醸酒、半分以上削ったものが大吟醸酒となり、お米を吟味し、低温で時間をかけて熟成させます。香りは高いですが、精製されているだけに、大吟醸や吟醸酒は味わいがさらりとしていて上品です。純米酒は香りが薄いものの味わいがどっしりとしています。

ここはまず初めに、大吟醸派か、純米派かを尋ねるのがベスト。はっきり好みを答えるようなら、銘柄も指定してくるはず。迷うようなら、お店の人に委ねるのが正解です。

相手が日本酒を選んだら自分も付き合うのが、コミュニケーション的には良いかもしれませんが、なかには体質的に合わないという方もいるはず。それでもせっかくだし、ここは相手に合わせたい!という場合は、かぼすを絞ることをおすすめします。ほんとうにすっきりと飲めて、日本酒の域を抜けた口当たりになりますよ。

●焼酎
米焼酎、麦焼酎、芋焼酎が主流ですが、他にもそば、黒糖、栗の焼酎が人気。沖縄で有名な泡盛も焼酎の仲間です。焼酎に限らず、出身地によって好きなお酒や銘酒もあると思いますので、お酒を共にする方の出身地はチェックしておくと話題にも事欠きませんし喜ばれそう。

また、焼酎のなかには、高級なものや希少なものがいくつか存在します。鹿児島県の佐藤や魔王、なかむら、森伊蔵、熊本県の圓、無限大、宮崎県の甕雫(かめしずく)、霧島、たちばなに百年の孤独など。ありがたく、味わっていただく姿勢が求められますので、おさえておいても良いでしょう。


出だしが肝心。酒席を楽しむシナリオ作りのコツ


酒席において、参加者が心地良さを感じるには進行がスムーズであることが何よりも重要。酒席を<プロローグ><中盤><クライマックス><フィナーレ>の4つに分けて段取りを考えることで、中だるみせず楽しい酒席を作れます。

特に飲み始めまでの<プロローグ>の時間は、もてなす相手のモチベーションが決まる、重要な部分。また、ここで好印象を与えると以降の段取りで多少のトラブルがあったとしても見逃してもらえるので、初めに相手の心をつかんでおきましょう。この時に注意すべきは以下の5つ。

1.「どちらかにお迎えにあがりましょうか」と事前にひと声かける。たいてい「現地集合でいいよ」と返ってきますが、相手を丁寧に扱っているという印象を残せるので、好感度アップが狙えます。

2.当日、15分前には待ち合わせの場所に到着し、お店の人に「今日はよろしくお願いします」とあいさつをきちんとする。お店の方を仲間にすれば、その日が成功する可能性がグンと高まります。

3.笑顔で相手を迎えられるよう、お化粧室で顔のエクササイズをして筋肉をほぐしておくこと。直前まで、ずっとスマホをいじっていた人は、表情が曇っているものです。5分前には席に戻り、相手を快く出迎えられるようにしましょう。

4.相手が現れたらすぐに立ち上がり、素早く歩み寄って行き迎え入れましょう。それだけで華やかなお出迎えになります。「自分にとって大切な人である」といった気持ちが、相手にも、お店の方にも伝わり、一体感が生まれますよ。

5.乾杯の飲み物だけは早めに決めるように配慮しましょう。同時に、下調べの知識を活かして、「このお店の看板料理が〇〇だから、この後は、白ワインでいきますか?」というふうにプランのおすすめができると、気が利く人だと思われます。


飲み会を最後まで楽しく乗り切る、盛り上げる秘訣(ひけつ)



<プロローグ>で好調なスタートを切れたら、次は相手にスポットライトを当てて酒席を盛り上げていきましょう。

<中盤>


相手を知るために、話をしっかりと聞きます。その時、相手の発言や姿、考え方からその人の人生の背景を考えると、心からの関心が持てますよ。その姿勢で話を聞いていれば、相手は自分をしっかり理解してもらえていると感じるのです。

「会話(返し)に自信がない」という方は、女将のような存在がいるお店や、カウンター越しに板前さんやバーテンダーと話せるシチュエーションを用意しておくと、気の利いた合いの手を入れもらえることが多いので緊張が解れるはず。あらゆる面で、気まずい空気が回避されやすくなりますから、心配でしたらアシスト役も考えに入れておきましょう。

<クライマックス>


相手の話に耳を傾ける流れから、自分も悩んでいることを打ち明けてみたり、意見を仰いだりしてみましょう。“お互いに自分を出せた相手である”と認識し合うことが、信頼関係を築くポイントになります。

また、クライマックスではマンネリ化しがちな空気を回避するため、簡単な余興をしてみるのも良いでしょう。硬貨やペン、輪ゴムなどの小道具で気軽にできるマジックや、ちょっと頭をひねるクイズなどはおすすめですよ。

<フィナーレ>


どんなに盛り上がっても、だらだらと長居はせずスマートに切り上げます。相手の帰宅ルートも気にかけ、最寄り駅まで送るなど配慮しましょう。

そして、別れ際には、背筋を伸ばし、相手の目を見て、今夜、相手が貴重な時間を割いてくれたことやたくさんの話を聞けたこと、自分はとてもすてきな時を過ごしたということに感謝の念を述べ、きちんとお礼を言いましょう。


酒席がチャンスをもたらし、さらにあなたを成長させるかも


お酒は、その時々の気持ちによって味わいも変わります。うれしいことがあった時、悩んでいる時、お祝いごとであったり、落胆したり、緊張をほぐしたり、プロポーズをした時にだって、お酒は寄り添っていたりする。酒席を共にした相手の普段とは違う意外な一面が見れたり、ふとした時に本音が聞けるかもしれない。

お酒そのものはもちろんのこと、お酒をきっかけにして起こる出来事にも、私たちは期待感を持っていることでしょう。だからこそ、お酒を通じて偶然の出会いがあり、お酒を交わせば“仲間意識“が生まれることもある。偶然お酒を共にしたことがきっかけで、成功したビジネスを、私はいくつも見てきました。

お酒を飲む時、「今夜のお酒はどうかな?」と一瞬、考えてみてください。そして、帰路では、「今夜のお酒はどうだったな」と、振り返ってみましょう。「次の機会には、こんなふうにお酒を楽しみたいな」と想像してみるのもすてきです。お酒がだんだんと味方のように思えてきて、成功も失敗も、出会いも別れも、より深く味わえるようになる。そんな奥行きのある人が、多くの人の心を惹きつけるのです。

(寄稿:檀れみ/編集:東京通信社)

識者プロフィール

檀れみ(だん・れみ)
東京都出身。OL、ライター、銀座の某高級クラブのホステスを経て作家に転身。独自の語り口と鋭い洞察力で各メディアから注目を集めている。著書には、『結果を出す人の「飲み方」の流儀69』(日本実業出版社)のほか、『こんな男に女は惚れる 大人の口説きの作法』(講談社)、『ダイエット・パラダイス』『冷たい熱帯魚』『幸運をはこぶお蔭さま』(以上、幻冬舎)、『紳士のルールズ』『女の仕掛け』(以上、アメーバブックス新社)、『LOVE&JOB 賢い女の社交術』(主婦と生活社)、『テッパン男』(ヴィレッジブックス)などがある。電子書籍『モテるひと言』はiPhoneアプリ1位になり、Kindleをはじめとする電子書籍でも常にランキング上位に連なる人気作。

※この記事は2017/11/27にキャリアコンパスに掲載された記事を転載しています。
《編集部》

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