美味しい話には裏があるぞ。「サイゾー」が、20・30代に言いたい本音を暴露!

創刊は1999年。“視点をリニューアルする雑誌”である事にこだわり、今年で17年目を迎える月刊誌「サイゾー」(※ サイゾーをご存じない方は、こちらからweb版・日刊サイゾーをご覧ください)。

美味しい話には裏があるぞ。「サイゾー」が、20・30代に言いたい本音を暴露!

創刊は1999年。“視点をリニューアルする雑誌”である事にこだわり、今年で17年目を迎える月刊誌「サイゾー」(※ サイゾーをご存じない方は、こちらからweb版・日刊サイゾーをご覧ください)。

今回キャリアコンパス編集部は、その「サイゾー」を発行している株式会社サイゾーに、会社としての“こだわり”と“こだわっている”から、得られるものについて話を聞いてきた。

目次: ・業界のタブーに触れて、怒られないんですか?
・美味しい話には裏がある。ものごとの背景・ななめを読め!
・こだわりの中から新しい活路をみつける。

※この記事の読了目安は3分!

業界のタブーに触れて、怒られないんですか?


※写真は、「サイゾー」編集長の岩崎氏



――「サイゾー」は、いわゆる業界のタブーに踏み込んだ独自の記事を常に配信しています。関係各所に怒られないのでしょうか?
サイゾー編集長 岩崎氏:よく聞かれますが、思ったほどクレームは少ないですね。もしかするとメディアとして認知されていないのかもしれません(苦笑)。

「サイゾー」は独立系の出版社です。利害関係を持たないので、芸能・事件・マンガからアダルトまで、何をテーマにする場合も、自分たちが面白いと思った切り口で、リサーチや取材をして記事が作れるんです。

それに創刊当初は、タブーに踏み込んでいるつもりは全くありませんでした。書いちゃいけないことだって知らずに記事を作っていたんです。

創刊当初のエピソードにこんな話があります。現在も続いていますが、毎年開催されている“超有名なコンテスト”があって、そのコンテストはマスコミ各社の投票で大賞が決まるのがレギュレーションでした。しかし、そのコンテストの順位、実は有名な某会社の一存で決まっていたんです。

そこで「サイゾー」は、これは面白いぞと記事にしたわけです。それが業界のタブーだなんて全然知らずに!掲載後に業界の関係者がザワザワしはじめて、表紙が撮影済みだったアイドルが掲載NGになったりしましたが…。

――知らないって強いけど、怖いですね。

サイゾー編集長 岩崎氏:あと少し前だと、“盗作問題”が話題を集めていますよね。あれに関連したネタも色々ありまして、事件性もあったので関係各所に確認を取ったら、その記事は出すなと言われました。でも、「サイゾー」のスタンスを曲げたくないから、突っぱねたり。

――もっと詳しく聞きたいのですが、怖いのでやめておきます。

サイゾー編集長 岩崎氏:だからまったく怒られない……ということもないですが、クレームがないとは言い切れません。でも「サイゾー」でしか読めない記事を作ることが大事だと思っています。今は、それがたまたまタブーに触れることが多いのが実情です。

美味しい話には裏がある。ものごとの背景・ななめを読め!

 


――「サイゾー」でしか読めない記事は、どのような考え方で作っているのでしょうか。

サイゾー編集長 岩崎氏:一般的な視点とは別の角度から物事を捉えて記事を作るように心がけています。手法としては、“固いものを柔らかく”、”柔らかいものを固く”といった逆張りだったり、“どうしてそうなった?”という考え方だったりします。

世の中にはいろいろな情報が溢れていますよね。でも、不思議なことって多いと思うんです。「どうして売れないタレントが、有名会社のCMに起用されているんだろう?」とか「上場企業のゴシップは、毎回決まったメディアから発信されるけどなぜだろう?」なんてことですね。視点を変えると、こういう疑問が浮かんでくると思います。

「サイゾー」は常に、“視点を変えよう・視点をリニューアルしよう”ってことを訴えています。こういう考え方って、仕事をする上でもすごく大事だと思うんです。

これは特に20代・30代の若い人たちに訴えたいですね。それが人生を豊かにするはずだし、自分らしく働くことにもつながるんじゃないかな。表面的なことばかりに囚われていると、美味しい話に飛びついて、痛い目を見るかもしれませんからね!

こだわりの中から新しい活路をみつける。

 


――雑誌が売れない時代と言われています。そのなかで月刊「サイゾー」が販売を続けている“こだわり”を教えてください。

サイゾー編集長 岩崎氏:月刊「サイゾー」も、発行部数に関しては苦戦しています。“良い記事”を作っても、誰も読んでくれない状況はくやしいですね。もちろん電子書籍化もしています。最近は、ネット配信の方が反響が良いですね。

もっとも、雑誌を電子書籍化してWebサイトに掲載しているだけではなかなか反響は得られません。だから、いろいろなプロモーションをすることで読者の目に触れる機会を増やしています。

――こだわりを続けるなかで、新しい活路を見出しているんですね。ちなみに最近の20代・30代は、生まれた時から不景気なので一足飛びに成功したいと思う人たちが多いと聞きます。そういう人たちに、伝えたいことはありますか?

サイゾー編集長 岩崎氏:「サイゾー」の編集として色々な著名人を取材してきました。大きな仕事を成し遂げている人にもたくさん会いましたが、共通していたのは何かを積み重ねていたこと。一朝一夕で何かが変わるなんてことはそうはありません。

だから“こだわり”を持って、続けることはすごく大事。でも“こだわり”だけでなく、新しい活路も模索し続けていく。そういうスタンスで無いと続けられないですよね。

キャリアコンパスを読んでいる20代・30代の読者にも、そういうスタンスを大事にしてほしいですね。“こだわること”“新しい活路を模索すること”そして、そのために“視点を変え、自分の頭で考えること”。そうすれば、仕事も人生も豊かにしていけると思います。

Profile

サイゾー編集部 編集長 岩崎貴久 氏:‘74年生まれ。29歳の時に株式会社サイゾーに中途入社し「サイゾー」の編集者としてキャリアをスタートする。現在は「サイゾー」の3代目編集長として活躍中。大学卒業後、“お花屋さん”で働いていた経歴もある。

※この記事は2016/11/04にキャリアコンパスに掲載された記事を転載しています。

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