暗闇×爆音が引き出す覚醒と解放! 心身ともにタフにする暗闇ボクシング

疲れやすい、目覚めが悪い、ストレスがたまっている、すぐに落ち込んでしまう……。そんな悩みを抱えるビジネスパーソンにオススメしたいのが、20~30代の女性を中心に流行中の「暗闇フィットネス」。

暗闇×爆音が引き出す覚醒と解放! 心身ともにタフにする暗闇ボクシング

疲れやすい、目覚めが悪い、ストレスがたまっている、すぐに落ち込んでしまう……。そんな悩みを抱えるビジネスパーソンにオススメしたいのが、20~30代の女性を中心に流行中の「暗闇フィットネス」。

現在、バイクやトランポリンなどを使った暗闇フィットネスが首都圏を中心に全国に展開されていて、どれも個性的なプログラムのものばかり。健康や美容効果はもちろんのこと、さらにメンタルを鍛えるにもうってつけなのだとか。

今回ご紹介する「b-monster」は暗闇フィットネスの先駆けであり、暗闇のなかで自分自身の動きに集中し、クラブやライブハウスにいるようなハイになる感覚を味わいながら、ボクシングをするというもの。楽しく運動ができるという点が最大の魅力のフィットネスです。

女性のビジネスパーソンが多く通うという、暗闇フィットネスの魅力や秘密に迫ります!


今回は、ムキムキの筋肉美を誇る恵比寿店パフォーマーのSHINさんに、暗闇フィットネスのメリットとビジネスへの効果について伺いました。筆者が実際にプログラムを体験した様子も一緒にレポートします!

暗闇×爆音で非日常を演出する「b-monster」とは





20~30代の女性を中心にブームとなっている暗闇フィットネス。特徴は、暗闇と大音量の中で運動をすること。この「暗闇×爆音」には、一体どんなメリットがあるのでしょうか?

「人を覚醒状態へといざなってくれるのが、暗闇と爆音の最大のメリットです。プロジェクションマッピングやテープライトの光を使って非日常の世界にいるかのような高揚感を味わいながら、身体も心も鍛えることができる。それがb-monsterが一番大切にしているポイントです。

顔の表情や汗などがほとんど見えない暗さなので周囲の目を気にせず集中することができるし、アップテンポなナンバーを大音量で聞きながらリズムに合わせてエクササイズをすることで、覚醒効果を高めています」(SHINさん:以下同じ)

プログラムは1回45分間。最初の10分間は腕立てなどの筋トレで心拍数を上げ、それからボクシングに入っていきます。このような流れにすることで脂肪の燃焼効率を良くし、より美しいボディラインを作り上げることが可能になるそうです。

「筋トレのあとは10分間のシャドーボクシング(※)、そして、最後の25分は連打など激しい動きを取り入れます。運動効果が高い分、キツさは伴いますが、最初はご自分のペースで参加していただいて問題ありません。回数を重ねて慣れてきたら、徐々に激しい動きにも付いていけるようになりますよ」

※シャドーボクシング……仮想の敵に対して、1人でパンチなどの攻撃をしたり、攻撃を避けたりする練習方法。

ボクシングの動きは、四肢はもちろん、おなかや背中など体幹を鍛えることができ、全身の引き締めが期待できるそう。

「ボクシングはジョギングの1.5倍とかなりハードな有酸素運動に加え、全身運動を自然に行えるので45分間で約1,000キロカロリーを消費するんです。週に1~2回コンスタントに通っていただければ、1カ月ほどで体重の減少、2カ月ほどでボディラインの変化を実感できるはずです」

b-monsterのスタジオは、都内4店舗(銀座、青山、恵比寿、新宿)と愛知1店舗(栄)の計5店舗。7時~23時まで営業しており、出勤の前後に通いやすい立地のため、ビジネスパーソンの利用も多いのだとか。

「朝活として早朝に通っていただく方もかなり多いですね。朝にワークアウトをすることで、代謝の良い身体になるというメリットがあります。『アフターバーン効果』といって、無酸素運動と有酸素運動を繰り返し行うことで、運動後も脂肪が燃焼しやすい身体を維持できるようになるんです。だから出勤前にボクシングをすると、その後の通勤や仕事内でのちょっとした動きでも、いつもよりもカロリーを消費してくれますよ」

各店には複数人のパフォーマーが在籍しており、相性が合うパフォーマーを見つけるのも楽しみの一つだと、SHINさんが教えてくれました。

「みな経歴も性格もバラバラで、プログラムで流す音楽にも個性が表れています。ぜひ楽しみながらコンプリートしてお好みのパフォーマーを見つけてみてください。どのパフォーマーでも同じだけの運動効果は得られます」

ボクシング自体はかなり激しいトレーニングのようですが、相性が合うパフォーマーの応援や支えがあれば、乗り越えられるかもしれません。さらに暗闇の中でなら、思いきり自分をさらけ出すことができるのかも……。

ビジネスに活きる! ボクシングエクササイズの5つの要素



エンターテインメント性を含んだ暗闇フィットネスは、ビジネスパーソンにとっても良いことばかりなんだそう。5つのポイントに絞って、SHINさんに解説していただきました。

1.ストレス解消に効果的


「サンドバッグに向かってパンチを打ち込むボクシングは、とにかくストレス解消にバツグンの効果を発揮します。社会人になると苦手な上司がいたり、時間に追われたり、日々さまざまなストレスを抱えがちですが、思いっきり打ち込んでいい汗を流せば、そんな心のモヤモヤがスッと晴れていくはずです」

2.メンタルがタフになる


「b-monsterのプログラムは初心者にはキツいぐらいの運動量ですので、毎回“どこまで自分を追い込めるか”が勝負になります。もちろん僕らも『もっと、もっと!』とあおるんですが、努力できるかはその方次第。自分の限界に挑戦するチャンスでもあるので、タフなメンタルを育てることができます」

3.健康的になり、目覚めが良くなる


「ボクシングと筋トレのダブルの運動効果で、美しいボディラインのみならず、凝りがほぐれて健康的な身体をつくることができます。定期的に運動して代謝を上げると、寝付きが良くなり朝もスッキリと起きることができますよ」

4.集中力が高まる


「暗闇には緊張をつかさどるβ波を軽減させ、人をリラックスさせるα波を増長させる効果があります。リラックスした精神状態のなか集中してボクシングに取り組んだり、運動によって良質な睡眠がとりやすくなったりすることで、日常的に集中力が高まることが期待できます。実際に、仕事のパフォーマンスが上がったという会員さんの声もよく聞きますよ」

5.ライフスタイルにメリハリが生まれる


「日々の生活のなかにフィットネスを組み込むことで、ライフスタイルにメリハリが生まれ充実感を得ることができると思います。ビジネスパーソンの皆さんのなかには、朝活として通っていただいている方も多いんです。最初は週に1回、慣れてきたら週に2~3回を目標にするのがオススメです」

ライターが初体験! 想像以上にすごかった……!



暗闇フィットネスの効果についてたっぷりと解説いただいたあとは、実際に筆者がSHINさんのプログラムを体験してみました。

まずは、更衣室で動きやすい服装に着替えます。有料でのウェアの貸出と無料で使えるハンドタオル・バスタオル・アメニティ類もあり、仕事の行き帰りでもほぼ手ぶらで大丈夫。


着替えを終えたら、いざスタジオへ。く、暗い……! 確かに、これなら女性が気になる化粧崩れも気になりません。そして、壁や天井一面に施されたプロジェクションマッピングが目に飛び込んできます(※プロジェクションマッピングは恵比寿店のみ)。一般的なフィットネスジムとは明らかに雰囲気が違い、幻想的でまるで異空間にいるよう。ジムにいる感じがしないのも、トレーニング前のピリッとした緊張感をかき消してくれている気がします。

恵比寿店のスタジオのサンドバッグは全部で95台。中央にはパフォーマーが行き来するステージが設置されており、このステージからパフォーマーが動きの指示を出してくれます。


てっきりサンドバッグは円柱の形をしていると思いきや、恵比寿店のものはタイコのような複雑な形をしていました。狙う的には、1~12までそれぞれ数字が振ってあります。最初はグローブをはめず、10分間の筋トレからスタート。


筋トレが終了すると、続いてはグローブなしでパンチの練習をします。右足を後ろに引き、グーに握りしめた両手を胸の前で構えた姿勢が基本のポーズ。このポーズから複数のパンチを繰り出します。覚えるのは以下の4種類。

1、ジャブ……リードハンドでアゴあたりを狙うイメージを持って、まっすぐに打ち相手との距離を測るパンチ(小刻みに打つと良い)

2、ストレート(クロス)……バックハンドで主に相手の顔やおなかのミゾオチを狙うイメージを持って、まっすぐに打ち込むパンチ(打ち抜くイメージが大事)

3、フック……顔側面や脇腹を狙うイメージを持ち、肩や腰を回転させ、肘を外側に突き出し弧を描くように打ち込むパンチ(体を回転させることが大事)

4、アッパー……主におなかのミゾオチやアゴ先を狙うイメージを持ち、腕を下に下げたところから斜め上に突き上げるように打ち込むパンチ(下半身から突き上げるイメージが大事)

※全てのパンチを脚、腰、肩をしっかりと動かす意識で行うと効果的!

気合を入れて、アッパーの練習。



パンチの種類はすぐに覚えられます。その後は、ついにグロープをはめてボクシングがスタート!


はじめのうちはパフォーマーの動きを見て、まねをしながら全身を動かします。初心者ではカッコいいフォームは難しいかもしれませんが、的に向かって思いっきりパンチをするとなんともいえない爽快感があります。運動効果だけでなく、ストレス解消にもってこいといえるかも!

中盤に近づくにつれパンチのペースが速くなり、時々筋トレも入ってきます。ボクシングってこんなに激しいのか。もうやめてしまいたい…そんな思いも脳裏をかすめるほど。

しかし周囲を見ると、女性たちが勢いよくパンチを繰り出している姿が。きっと二度三度と通うことで、激しい動きに慣れていくと同時に、自分に負けない忍耐力が養われていくのかもしれません。

その勢いに引っ張られるかのように「どんなにリズムが狂っても最後までやりきろう」と、余力を振り絞って打ち込みを続けます。


途中、SHINさんが会員たちに向かって何度か「Are you ready?」とかけ声をかける場面がありました。その声に両手を高く上げ「Yeah!」とノリノリで返す会員たちの様子は、まるでライブハウスにいるかのような盛り上がり! 顔は見えなくとも、歓声や鋭いパンチの音で、この場にいる多くの人が心から楽しんでいる様子が伝わります。

暗さのおかげか周囲を気にせずに自分をさらけ出してポーズを取れ、爆音だから大声を出しても恥ずかしくない。クラブのようなテンポとノリが肉体のつらさを紛らわし、トランス状態へと誘ってくれるのかもしれません。


終盤に近づき、連打の場面が訪れました。体力が尽きかけ爆音も聞こえないほどヘロヘロになっていましたが、SHINさんが言っていた「自分との勝負の場面!」という言葉が頭をよぎります。気力を振り絞り、やっとのことで数発パンチを打ち込み、45分間のプログラムが終了。

周りを見渡すと、スタジオはスカッとした爽快感とライブ後のような高揚感に包まれていました。

繰り出すパンチが引き出す、秘めたる底力!



なりふり構わず全力で挑まなければ乗り越えられないプログラムに加え、音楽と爆音、パフォーマーがつくり上げる非日常の世界。そこに没入することで、普段は表に出しきれない自分自身が解放されてゆく。単に「近代的でおしゃれだから」「暗くて人目が気にならないから」という理由のみならず、ここでしか得られない高揚感と自分の限界に挑める環境こそ、若い女性をはじめとする多くのビジネスパーソンを惹きつけているのでしょう。

渾身の力を込めてパンチを一つ打ち込むごとに、己の内側に秘められた“底力”を感じられるはず。体力の限界に挑戦して磨かれる身体とハートの強さは、きっとビジネスシーンにも活きてくるのかもしれません。


(取材・文:小林香織/編集:東京通信社)

識者プロフィール
b-monster
公式サイト:https://www.b-monster.jp/

※この記事は2017/10/30にキャリアコンパスに掲載された記事を転載しています。

page top