東洋経済オンライン編集長「佐々木紀彦」に聞いた、情報のプロになるためのブックマークサイト5選

2012年にリニューアルされるやいなや、なんと4カ月で5301万ページビューを記録した日本最大級のオンラインメディア「東洋経済オンライン」。今回ご登場いただくのは、そのリニューアルを手掛けた編集長・佐々木紀彦さんです。スゴ腕編集長がブックマークしているサイトとは?

東洋経済オンライン編集長「佐々木紀彦」に聞いた、情報のプロになるためのブックマークサイト5選

2012年にリニューアルされるやいなや、なんと4カ月で5301万ページビューを記録した日本最大級のオンラインメディア「東洋経済オンライン」。今回ご登場いただくのは、そのリニューアルを手掛けた編集長・佐々木紀彦さんです。スゴ腕編集長がブックマークしているサイトとは?

正確で良質なソースを押さえる


「ネットの普及とともに、メディアの世界はさらなる可能性が膨らんでいます。記事の筆者は専門家やビジネスパーソン、ブロガーなど、編集者の人脈の広さに応じて社外に求めていける。そして取材したコンテンツを特性に応じて、文字だけでなく音声や映像でも表現することもできます。

並行して『編集者』の仕事はより自由度が高くなり、新しい発想も大いに求められると思うんです。もともと本や雑誌が三度のメシよりというぐらい好きですし、新たなアイデアで勝負していくことのできる魅力があるネットメディアの編集者という仕事は、疲れを感じることもないほど没頭できます。

編集者の仕事は、大まかにいうと次の3つです。
(1)光る人・情報を探し出す
(2)人や情報をつなげ、新企画を生みだす
(3)面白い企画をプロモートする


これら3つの役割を果たす上で、土台となるのが、(1)人脈(人のネットワーク)、(2)教養(知恵のネットワーク)、(3)企画力・センスです。今回ご紹介するサイトは(1)や(2)を構築する上で役立っています。例えば、ニューヨークタイムズなどの海外メディアを継続して読み続けたことで、世界のメディア事情に詳しくなり、取材や講演の依頼を受けることが多くなりました。人と異なる情報ソースを持つことは、新しい出会いにつながるのです」(佐々木紀彦さん)

ニューヨークタイムズ



「世界最高峰のジャーナリズム」と称されるだけに、各分野でクオリティーが高い記事がズラリ。動画も充実。世界のインフルエンサーたちが、今何を考えているかがよく分かります。今年1月には、サイトデザインもリニューアルされて、非常に読みやすくなりました。

メディアの輪郭



「今、世界でいちばん面白い業界は何か?」そう聞かれたら、私はメディア業界と答えます。なぜなら、テクノロジーの進化により、100年に1度の大変化を迎えているからです。このブログは、世界中(主に米国)のメディアの最新事情をコンパクトにまとめてくれていますので、メディア好きの人間にはとても便利です。

WIRED


WIRED JAPAN (C)2014 Conde Nast Japan



今、世界のテクノロジーは日々、すさまじい勢いで進化しています。とくに、シリコンバレーの動向は、あらゆるビジネスパーソンが押さえておいたほうがいいでしょう。テクノロジーの最先端の話を、カルチャー、人などとつなげながら、優雅なレイアウトで見せるのがWIRED。世界のトレンドを知るのに重宝するサイトです。

NHK NEWS WEB



ウェブ空間のニュースは玉石混淆なため、正確性の高いソースを押さえておくことが重要です。NHKのニュースは、淡々としていますが、動画も充実していて、非常に便利。さらに、記事、動画を充実させて、デザインもおしゃれにすれば、英国BBCのようなメガサイトになれるのではないでしょうか。今後の動きに期待です。

ナンバーウェブ



Numberは雑誌版もさることながら、ウェブ版も読み応えのある記事がたくさんあります。海外サッカーの速報ニュースはあふれていますが、ひと味違う視点から分析するコラムは貴重です。お昼休みや、仕事後の息抜きタイムに愛読しています。

情報のプロである編集者。それだけに佐々木さんがブックマークしているサイトは、どれも興味がありますね。紙媒体の情報をリソースするのではなく、母体の雑誌と切り離して佐々木さんがかじを取る「東洋経済オンライン」にも、ぜひ注目しましょう。

 

(識者プロフィール)


佐々木紀彦(ささき・のりひこ)/1979年生まれ。慶應義塾大学総合政策学部卒業後、東洋経済新報社で自動車、IT業界などを担当。2007年9月より休職し、スタンフォード大学大学院で修士号取得(国際政治経済専攻)。09年7月より復職し、『週刊東洋経済』編集部に所属。2012年11月東洋経済オンライン編集長。著書に、『米国製エリートは本当にすごいのか?』(東洋経済新報社)、5年後、メディアは稼げるか』(東洋経済新報社)などがある。

※この記事は2014/05/28にキャリアコンパスに掲載された記事を転載しています。

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