同じ早稲田大学を卒業した国家公務員とベンチャー社長

早稲田大学を卒業した2人が選んだのは、国家公務員とベンチャー企業の社長という、まったく別の人生。

はたらく ライフハック
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早稲田大学を卒業した2人が選んだのは、国家公務員とベンチャー企業の社長という、まったく別の人生。

そんな2人に仕事観や人生観に関する共通の質問を投げかけてみました!


ベンチャーを起業



氏名:千歳紘史(29)
業態:IT/不動産
職種:ウェブディレクション
役職:代表取締役
略歴:1984年山形県生まれ。2002年に早稲田大学に入学し、経営、経済、会計などを主に学ぶ傍ら、ダブルスクールで会計について学ぶ。大学2年の時からフリーでウェブディレクションの仕事を始め、テレアポや営業も経験する。卒業後もフリーとして活動を続け、2008年に株式会社ネクストに入社し、ディレクターとして活躍。2010年に独立し、2011年に前職の仲間と共に『株式会社理想ラボ』、子会社の『株式会社オールワンズライフ』を法人化。


官公庁に就職



氏名:杉田茂樹(24)
業態:官公庁
職種:法律
役職:I種事務官
略歴:1988年東京都生まれ。高校時代にはバンド活動やイベント主催団体で委員長を勤める。2007年に早稲田大学入学。大学2年の時に自分の学部の認知を広めるため、フリーペーパーサークルを立ち上げ、副代表を経験。官公庁に勤めている身内の影響で人のためになる仕事をしたいと考え、公務員を志し始める。趣味はボルダリングで、さまざまな大会にも出場している。


Q1:現在の仕事内容について


千歳:Webサービス(SNS、検索サイト、携帯アプリ、ECサイトなど)を運営している会社が主なクライアントなのですが、クライアントに対してサービス内容のプランニング、サイト仕様設計、制作者、開発者のディレクション業務を行っております。クライアントと制作者の間に入り、要望や意見などをまとめるいわば中間役の立場ですね。特に弊社に強みがあるのは検索サイトの不動産領域。ほかにも、賃貸仲介、売買仲介も行っております。

杉田:公務員はサブスタンス(モノを作る人)とロジスティクス(回しをする人)に分けられるのですが、私は前者で自分の省の法令担当の事務官となります。基本的な仕事は、法令の改正や制定をしていきます。法令の改正に向け、審査する部署に通す説明用の資料作成をしたり、法律の解釈や説明を各自治体や事業者にお伝えしに行きます。他にも、事業者からの届け出を受けたり、許可を出したりという業務もあります。


Q2:相手の仕事のうらやましいところ、自分には無理だと思うところは?


千歳:うらやましいと思うところは、携わる案件のひとつひとつが大きいこと。弊社の仕事の案件と公務員の方が受ける案件のスケールは違うと思うのですが、大きければ大きい程ダイナミックで楽しいと思います。ただ、僕には向いていないなとも思ってます。基本的に僕は自分で決めたいタイプですし、自分の責任でいろいろやりたいので、ゼロから作りたいんです。あと、ビジネスをするなら1度は上場してみたい! という思いがありますね。

杉田:うらやましいところは、自分で何かを生み出そうとする活力ですね。問題提起をし解決する力、やりたいことを提案する力が強いですよね。僕の仕事との一番の違いは、ベンチャーの方の提案は、プレゼンの仕方で自分のペースに持って行くことが可能だと思うのですが、自分の場合はそうはいかないんです。プレゼンの方法も重要ですが、僕の場合は紙や文章で伝える仕事なので、コミュニケーションでカバーするということはできず、紙に書いてあることがすべての世界となります。


Q3:大学時代にはどのようなキャリアプランを考えていましたか?


千歳:大学1年の時から会計のダブルスクールに通っていました。その時はお金に関わる仕事をしたいと思っていたのですが、まだ独立志向は強くなかったですね。でも、2年の時に携帯のwebサイトなどが流行りだし、web系のバイトも始め、同時にウェブディレクションの仕事を個人で始めました。その時に、具体的なプランではなく20代で上場したいと思うようになりました。卒業後は1年間フリーで活動しました。学生時代からずっと働いていたので社会に出ても特に抵抗はなかったですね。

杉田:高校、大学時代の経験からイチ組織のマネージメント力は得たものの、社会に出てその経験を活かしたいというより、社会全体に貢献できる職業に就きたいと思いました。考える中でそれは国レベルだと考え、国家公務員を目指しました。また、公務員から更に別の職業へ広がりがあることも魅力を感じました。若手は海外の大学院に進む方もいますし、その後公務員から大学教授、政治家、コンサルタントなどに転職する方も今は少なくありません。公務員を経験した上で別の道にも進めたらなと考えていました。





Q4:今後のキャリアプランを教えて下さい


千歳:まずは営業を強化、サービスの向上を目指し、31歳には優れたディレクター、デザイナー、エンジニアを迎えたいです。そして、35歳までに従業員を50名以上抱え、現在動いている商品開発や仕組みづくりを完成させ、上場させたいですね。そして、40歳頃に早期引退(笑)。早期引退をしたからってまったく仕事をしないという訳ではなく、その時にある資産でまた別のことをしたいですね。ただ、IT業界は常に新しいものを作っていく変化のある業界で、新しいテクノロジーは自分をワクワクさせてくれて、飽きることがないので、ずっと携わっていたいです。

杉田:27歳くらいから海外で勉強をしたいと思っています。学び直して学歴をつけ、将来的には自分で主体的に法律を作っていきたいですね。30代後半では中間管理職として活躍し、ずっと法令に携わる仕事をしていたいと思っています。あとは、自治体にも出ていきたいですね。現在でも自治体に権限はありますが、活用されていないところがまだまだあると思うんです。そういった地方の実態って国から見たら分からないことが多いと思うので現場で感じ、自分の知識を活かしたいですね。


Q5:あなたの人生において優先順位の高いことを3つ教えて下さい


千歳:[1.人 2.おいしいもの 3.時間]
「時間」があったら新しいことができます。何かをしようとした時にふんだんに使える時間が欲しいです。今の生活では、娯楽=食べることなので「おいしいもの」は2番。少ない時間で大きな満足度を得ることができます。そして1番は「人」。仕事で出会った人と良い時間を共有したいと思いますね。別の会社の人間というより、同じプロジェクトのメンバーなので、そういった人のことは大事にしたいです。

杉田:[1.努力 2.達成感 3.おもしろさ]
ハマったらのめり込んでいくタイプなので「自分にとっておもしろいかどうか」が大切で、今論理立てて法令の資料を作ることがパズルみたいでおもしろいんです。1番と2番は大差はないですが、「努力」して辛かった時間が99%でも、1%の「達成感」があれば次も努力できるのではないかなと思っています。趣味のボルダリングにも当てはまりますし、仕事でも法律ができる瞬間や紙におとした内容が納得された瞬間は大きな達成感を感じます。

今回対照的な職種の2人にお話を聞きましたが、共通していることは「今の仕事が楽しくて仕方ない」という想い。そして今の現状を満足していない、ストイックな面も似ていて、話していると私まで前向きな気持ちに! 2人の仕事感をビリビリと肌で感じることができました。


※この記事は2013/05/22にキャリアコンパスに掲載された記事を転載しています。
《編集部》

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