【もうひとつの人生】 日体大陸上部の元リレーメンバーで、スポーツに現場と裏方からそれぞれ貢献する起業家の2人

日本体育大学の陸上部で同じリレーのメンバーだった福壽さんと秋山さん。

はたらく ライフハック
【もうひとつの人生】 日体大陸上部の元リレーメンバーで、スポーツに現場と裏方からそれぞれ貢献する起業家の2人
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日本体育大学の陸上部で同じリレーのメンバーだった福壽さんと秋山さん。

スポーツへの想いを、違うアプローチで実現させている2人に、同じ質問を投げかけてみました。


スポーツを現場で支える起業家



氏名:福壽孝太朗(28)
業界:サービス業、印刷業
役職:スポーツインストラクター、陸上選手、スポーツウェアメーカーの代表取締役
居住地:東京都豊島区
略歴:高校1年生から陸上競技の短距離を始め、陸上の楽しさを知る。友人が日本体育大学への進学が決まり、一緒に陸上を続けたいと思ったこと、また顧問の先生に憧れていたこともあり、体育教師を目指すため同大学の体育学部に進学。大学3年時に友人の秋山さんと全日本インカレにリレーで出場し、全国4位入賞。大学卒業後の2008年、同大学の専攻科に進むと同時にスポーツウェアやクラスTシャツ製作会社、『株式会社NMT4』(現在、株式会社ニューモード) を設立。現在は印刷業の他、陸上のクラブチームや実業団も構え、子どもたちにスポーツの楽しさを伝えながら、現役選手として大会へ出場している。


スポーツを裏方として支える起業家



氏名:秋山真治(28)
業界:医療(鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師)
役職:トレーナー、鍼灸整骨院の院長
居住地:東京都新宿区
略歴:中学1年生から陸上競技の短距離を始め、全国大会入賞など数多くの実績を残す。体育教師を目指し、身体のことを専門的に学ぶため日本体育大学体育学部に進学し、福壽さんと出会う。大学1年生のときに、日本選手権で4×400メートルリレー優勝の成績を残し、3年時には短距離の主将となる。卒業後は鍼灸、あん摩マッサージ指圧師の国家資格を取るため専門学校に進学。卒業後スポーツ選手が数多く通う整骨院で経験を積み、2011年に『株式会社Groove』を立ち上げ、2012年に『Rimce鍼灸整骨院』をオープンさせる。現在は、院長としてオリンピック選手を始め、多くのスポーツ選手の治療、大会でのトレーナー業務に励んでいる。


Q1:現在の仕事内容について


福壽:スポーツウェアや学生のクラスTシャツの製作事業を軸に、小学生から社会人までが所属するクラブチームでスポーツの楽しさを教える教室を開いたり、会社で実業団の運営などをしています。事業の一つである、印刷業の株式会社ニューモードに所属している社員は、全員大会に出場している現役アスリートです。普段は営業や製作、梱包、納品を行いながら、一般の方々に各自の経験や知識をいかして、クラブで競技を教えています。練習時間をおのおのに確保させ、スポーツを続ける環境づくりを行っています。

秋山:経営する整骨院でオリンピックにも出場する日本代表選手をはじめ、実業団の方々、運動部の学生、一般の方の治療を行っています。スポーツ選手の治療に携わりたいという思いが専門学校時代からあり、積極的に陸上競技大会やアーティスト、ダンサーのイベントへもトレーナーとして参加しています。経営する身ですから、保険申請や事故の治療の資料の作成、経理の仕事、従業員の技術指導、接客指導もしています。


Q2:なぜ起業をしたのですか?


福壽:もともとは体育教師になって陸上を教えたいと考えていました。しかし学生時代、陸上の日本代表選手と話をする機会があり、そこで彼らの「陸上をはじめとするアマチュアスポーツの選手は、社会でスポーツを続ける環境が少ない」という言葉を聞き、スポーツを続けたくても続けられない環境を自分が変えたい、スポーツに貢献したいと思い、起業を志しました。社会人になったら起業しようとは思わず、すぐに行動に移したいと思ったことと、周りの応援や支援のタイミングがあったので、学生時代に起業をすることができました。

秋山:大学時代は体育教師になり、生徒たちに陸上を教えることを目標としていました。だけど、教育実習へ行った際に、純粋に陸上だけを教えたいという自分の理想と、現実は違い、教壇に立つ自分に違和感を感じるようになったのです。その後、選手と直接触れ合うケアの仕事をしたいと思うようになりました。将来自分がやりたいことをしっかりと明確にしていくためにも、社会へ出て経験を積むことも大切だと思い、起業前に理想とする整骨院でノウハウを学びました。この業界を知るにつれ、スポーツ選手のケアなど、自分が経験し学んできたことをいかせる現場が少ないことを知り、起業を志しました。最初はルームシェアをしていたマンションの一室で知り合いの選手を治療していましたね。


Q3:相手の仕事のうらやましいところ、自分には無理だと思うところは?


福壽:秋山の場合は、整骨院で一人一人の患者さんと密にコミュニケーションが取れるところがうらやましいです。僕の場合は、クラブチームで生徒と触れ合いますが、人数も多いので、一人一人に割く時間をつくることがとても難しいです。一人一人の悩みを聞いて、その人に合った方法を追求していきたいですね。自分の仕事で良いと思う点は、クラブの練習などスポーツの現場にいれることですね。実業団で実際に大会に出場することもできますし。常に現場に触れていたいと思っているので、整骨院に比べそういう環境が多いのが、秋山と違う部分だと思います。

秋山:整骨院での治療は、裏方の仕事なので現場に出ることが少ないです。それに比べて福壽は、現場で選手と二人三脚で活動しているので、現場の空気を感じることができる部分がうらやましいですね。現役時代に共に感じていたうれしさや感動を、今でも感じることができるのは最高です。自分と違うなと感じることは、僕の性格上、何か新しいことを始めるときは慎重になるのですが、福壽は勢いと行動力があるから、やりたいと思ったことをすぐに形にする力があります。そういったところが僕にはない部分だなと感じています。





Q4:今後のキャリアプランを教えて下さい


福壽:「衣食住」を提供できる会社にしたいと思っています。「衣」「食」「住」を提供することができれば、アスリートが競技を続けやすくなると思います。「衣」は現在の会社で行っているスポーツウェアなどの製作を引き続き行うこと、「食」はスポーツカフェをオープンさせて、そこを現役アスリートと一般の方がコミュニケーションを取る場にすることで、もっと多くの方にスポーツを楽しんでもらいたいと思っています。「住」は、アスリート専用の寮やシェアハウスなど、アスリートの住む環境をつくりたいです。スポンサーに頼らない、自立したアスリートをこれからも育てていきたいと考えています。

秋山:現在運営している整骨院は、内容的にも金額的にも自信を持って運営しているので、現在の1店舗からもっと店舗を増やし、多くの方に関わりたいです。従業員に技術指導をし、自分がいなくても運営できるような環境をつくっていくことが目標です。また、まだまだ先のことですが、いつか今とは全く違う事業も起こしてみたいと思っています。いつまでも新しい挑戦をし続けていきたいです。


Q5:人生において、優先順位の高いことを3つ教えて下さい


福壽:[1.人の笑顔 2.スポーツ 3.影響力]
1位の「人の笑顔」は自分に関わっている人、これから関わる人みんなが笑っていられる環境をつくっていきたいからです。それが自分のモチベーションにもなっています。2位の「スポーツ」は、自分の人格を形成してきたものがスポーツなので、より良い環境づくりをして恩返しをしていきたいです。3位の「影響力」は、スポーツに触れ合う環境を提供し、一生涯スポーツを楽しむことを伝えたいので、自分自身が人に影響を与えられることができたらうれしいです。

秋山:[1.自分に関わる人 2.挑戦し続けること 3.オフの時間]
1位の「自分に関わる人」は、自分一人ではできないことばかりで、関わっている人全てがいるから今の自分が成り立っていると思うので、何よりも大切にしていきたいです。2位の「挑戦し続けること」は、今に満足するとそこから成長はないので、常に背伸びし、意図的に厳しい環境に自分を置くことを意識しています。今までの陸上の経験が現状に満足しないという意識にさせていると思います。3位の「オフの時間」は、挑戦し続けるためには息抜きの時間も大切だと思っています。理想は「オフを楽しむために仕事を頑張る」です。


※この記事は2013/09/02にキャリアコンパスに掲載された記事を転載しています。
《編集部》

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