【後編】アイデアマンの宝庫・老舗玩具メーカーバンダイに潜入!

今回は、『∞プチプチ』シリーズなど次々とヒット商品を企画した高橋さんに商品誕生の裏話や、ヒット商品のアイデアを考えるコツなどについて、高橋さんが手掛けた最新アイテムを紹介してもらいながらお伺いしました。

スタディ 雑学
【後編】アイデアマンの宝庫・老舗玩具メーカーバンダイに潜入!
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誰も見たことのないオモチャを作って、みんなを驚かせたい。



--現在のお仕事の内容を教えてください。

「今年から部署が移動になり、大人向けのガシャポンを企画しています。最近では、スマホのホーム画面などに貼ることができるシリコン製のくちびる型立体シール『スマートキッス』や、リアルな鼻をかたどった、人目を気にせず気軽に鼻をほじれる『ほじれるんです。』などを企画しました」



10月から販売されている「スマートキッス」。触ったときの質感を本物の唇に近づけることに腐心したのだとか。

--これらの製品を発案した経緯とは何でしょうか。

「多くの人間が男女問わず一番触りたいと思っている身体の部分は何かを突き詰めて考えたところ、唇だという結論に至りました。唇を毎日の生活の中でも一番触れる機会が多いボタンである、スマートフォンのホームボタンにつけたら、触りたい潜在欲求が満たされるのではないかと考えたのです。『ほじれるんです。』も同様に、タブーでありながらも、実はみんなやりたいと思っているはずの“鼻をほじる”という行為を行えるツールとして、キーチェーン型の玩具が思い浮かんだんです」



現在の部署で企画した大人向けガシャポンの商品。左の2商品「歌舞伎ハンカチーフ」「歌舞伎隈取根付」は、歌舞伎の人気演目に登場する隈(くま)取や衣裳、小道具をモチーフにしており、年配の方を中心に大人気のようです。

--こうした斬新かつユーザーに刺さるアイデアを発想するためには、どうすればいいのでしょうか?

「市場のデータを分析したり、競合品を意識してアイデアを考えすぎると、そこを狙った商品のみしか考えられないので、斬新なアイデアは生まれません。くだらないものでも気にせず、とにかくネタを量産することで、そのなかでいくつかは新鮮で市場価値があるものが見つかるんです。私は常日頃からアイデアの種になりそうなものを探し続け、それをメモする。そしてターゲットになりそうなユーザーやニーズを後で考えて膨らませて考えるというやり方を取っています。そして何より、『誰も見たことがないオモチャを作って、世の中の人を驚かせたい』という思いがいつも根底にあるから、ずっと熱中して企画を考え続けることができるのです」

商品のこととなると熱を帯びる語り口が印象的だった、高橋さん。情熱と遊び心を持って、仕事に熱中している社員さんが多いからこそ、大人も子どもも“面白い”と好奇心をくすぐられる商品が誕生するということがよく分かりました! バンダイの皆さん、ありがとうございました!

※「歌舞伎」は松竹(株)の登録商標です。
※「歌舞伎ハンカチーフ」は松竹(株)のデザイン企画・監修により製造されました。
(C)BANDAI

PROFILE



氏名
高橋晋平(たかはし・しんぺい)
所属部署
ベンダー事業部 企画・開発第二チーム サブリーダー
略歴
大学卒業後、2004年に株式会社バンダイに入社。カプセル玩具の企画開発を担当し、ヒット商品を次々に送り出している。代表作である「∞(むげん)にできるシリーズ」(∞プチプチ、∞エダマメ)は、2008年の第1回日本おもちゃ大賞「トレンディー・トイ」部門大賞に輝き、国内外でシリーズ累計500万個以上を販売する異例の大ヒットを記録。現在は、大人向けガシャポンの企画を担当している。著書に『∞(むげん)アイデアのつくり方』(イースト・プレス)がある。

※この記事は2013/12/24にキャリアコンパスに掲載された記事を転載しています。
《編集部》

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