【Excel】数式にエラーが出るのは「絶対参照」をしていないから! 相対参照と複合参照の違いとは?

セルの数式にエラーが出てしまうのは、参照方法を理解していないからかも。今回は3つの参照方法について解説します。

【Excel】数式にエラーが出るのは「絶対参照」をしていないから! 相対参照と複合参照の違いとは?

Microsoft Excel(以下、Excel)で計算を行う場合、ほぼ100%セルの参照を使いますよね。そんな身近なセルの参照ですが、あなたはちゃんと使いこなせていますか?

実はセルの参照と一口に言っても、いくつか種類が存在します。そこで今回は、セルの参照について分かりやすく解説していきたいと思います。セルの参照は基本かつ、重要事項なのでご一読ください。

 

セルの参照とは?



セルの参照とは、特定のセルにほかのセルの情報を引っ張ってくることです。「=A1」と入力したセルには、A1セルの内容が表示されますよね。これがセルの参照です。

 

相対参照・絶対参照・複合参照の違いとは?



セルの参照方法には相対参照、絶対参照、複合参照の3つがあります。ここでは各参照方法の違いを見ていきましょう。

 

コピーした数式がずれるのは相対参照になっているから

 

数式が入ったセルをコピペしたり、オートフィルをかけたりすると、「参照がずれて正しく計算されない」ということがよく起きます。これは参照方法が正しくないことによって起こる現象です。

「=A1*B1」や「=C1+D1」などのように文字間に絶対参照の記号($)が入っていなければ、これは相対参照です。

たとえば、以下のようにD2セルには合計金額を計算する式が入っています。これを下へオートフィルコピーしたらどうでしょう。

正しく計算されました。このように動いたセルの分だけ、一緒に参照元も動くのが相対参照です。ちなみに、D3セルには「=B3*C3」、D4セルには「=B4*C4」という式が入っています。

 

絶対参照は参照元をずらさないときに使う


一方、絶対参照は参照元を固定したいときに使います。以下のようなケースでは、B3セルに入っている「3」を必ずかける数にしたいので絶対参照にしておきます(記号の説明は後述)。そうすることでたとえ下にコピーしたとしても参照元がずれずに、正しい計算結果を得ることができます。

 

複合参照とは、行・列のどちらか一方だけを絶対参照にすること


複合参照は、相対参照と絶対参照を組み合わせた参照方法
です。先ほどの「3の段」に加えて、「4の段」「5の段」の列を設けました。3の段を選択したまま、右にオートフィルコピーしたらどうなるでしょうか。

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結果は以下の通りです。計算結果を見ると正しくないですよね。右側が実際に入力されている式です。たとえば、D5セルは「=C5*$B$2」となっています。C5は相対参照になっており、B2は絶対参照のままなので、こうなります。

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このような場合、かけられる数のA列は列を固定して、かける数の2行目は行を固定します。これを複合参照と言います。

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F4を押すと相対参照→絶対参照→複合参照の順で切り替えられる



参照の切り替えはF4キーで行います。

1回押せば絶対参照、
2
回で列のみ絶対参照(行のみ複合参照)、
3
回で行のみ絶対参照(列の実複合参照)、
4
回で相対参照に戻ります。

絶対参照は「$(ドルマーク)」で表され、「$(ドルマーク)」の右側の記号が絶対参照という意味です。

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「参照元のトレース」「数式の表示」セルの中身を確認しておこう



数式をたくさん入力したけど、正しく式を作れているか確認したいという場合には、「参照元のトレース」「数式の表示」を使いましょう(どちらも「数式」タブ内にあります)。

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「参照元のトレース」とは、数式の内容を矢印で表すことができる機能です。どのセルを参照しているかが視覚的に把握できます(矢印を消すのは「トレース矢印の削除」)。

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「数式の表示」は、セルに入力されている数式をそのまま表示してくれる機能です。通常だと数式は計算の結果が表示されますが、「数式の表示」をオンにすることで、入力されている数式を表示します。

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3つの参照方法を使い分けられるようにしよう



今回ご紹介した、相対参照、絶対参照、複合参照の3つの参照方法は、F4キーで切り替えができます。また、ドルマークの右側が絶対参照になっているということも覚えておきましょう。

参照方法はどれかひとつを知っていればいいというわけではなく、3つの違いをしっかりと理解しておくことが重要です。使いこなせるようになれば、仕事がもっと楽に進むはずですよ。

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